アカウントや取引のメッセージをマーケティングと区別し、「主な目的」による判断基準を当てはめて、公開した Brew のオートメーションで送信する方法を解説します。
トランザクションメールは、取引や既存の関係についての情報を伝えるメールです。たとえば、領収書、本人が依頼したパスワードリセット、配送状況のお知らせ、アカウントのセキュリティに関する通知などがあります。購入や再訪を促すキャンペーンとは、目的が異なります。
どちらに当たるかは、メッセージの中身によって決まります。送信ツールでメールを「トランザクション」に設定しても、法的な位置付けが決まるわけではありません。
FTCによるCAN-SPAM法のガイダンスでは、取引・関係メッセージを限られたカテゴリーとして定めています。商用の内容とトランザクションの内容が混在する場合は、合理的な受信者が件名から何を読み取るか、そしてトランザクションに関する情報がメールのどこに置かれているかを考慮します。
件名が販促的であれば、内容が混在したメッセージは商用メールとみなされることがあります。一方、短い販促のフッターがあるだけで、自動的に商用メールになるわけではありません。FTCは、主な目的がトランザクションのままである利用明細書の例を挙げています。重要なのは、規則と実際のメッセージです。
必要な情報は目立たせましょう。販促の内容が領収書やセキュリティの通知の妨げになるなら、たいていはマーケティングメールを別に送るほうが、編集上もわかりやすい選択です。これは米国のガイダンスです。自社の受信者とビジネスに適用される要件を確認してください。出典の確認日:2026年9月28日。
| メッセージ | 通常の目的 | 確認すべきこと |
|---|---|---|
| 注文の領収書や返金のお知らせ | トランザクション | 正確な注文情報と、適切な受信者 |
| 本人が依頼したパスワードリセット | アカウントのセキュリティ | 本人による依頼であること、有効なリンク、気を散らすオファーがないこと |
| 配送状況のお知らせ | トランザクション | 既存の注文についての情報であること |
| カゴ落ちのリマインダー | マーケティング | 配信の許諾、カートの現在の状態、配信停止の動作 |
| トライアル終了時のアップグレードの案内 | マーケティング | 実際のオファーと、受信者がまだ対象であるかどうか |
アカウントの状態の通知とアップグレードの案内は、同じトライアルに関するものでも、目的が異なることがあります。メールが読み手に何を求めているのかを確認しましょう。
Gmail のガイドラインでは、ワンクリック配信停止の要件について、マーケティングメールや購読型のメールと、トランザクションメッセージを区別しています。認証とレピュテーションは、どちらにとっても重要です。
Yahoo は、大量に送るマーケティングメールとトランザクションメールを、IPで、また適切な場合にはドメインでも分けることを推奨しています。新しいサブドメインを作るだけで独立したレピュテーションが得られると考えず、利用しているプロバイダーの設定方法に従いましょう。
マーケティングメールについては、RFC 8058 がワンクリックのヘッダーの仕組みを定義しています。フッターのリンクとヘッダーによる配信停止は、役割が異なります。実際に受信したメッセージで、動作をテストしましょう。
Brew では、この処理に、公開したオートメーションとそのトリガーを使います。適切な用途を設定した認証済みの送信ドメインを用意し、トリガーのペイロードを宣言して、そのドメインを使う送信ステップを作成します。ドメインの設定は Brew の送信の動作を制御するもので、販促の内容を法的にトランザクションメールにするものではありません。
オートメーションをテストして公開したら、バックエンドからトリガーを発火させます。この例では、トリガーで order_id と ship_date が宣言されていることを前提としています:
curl --fail-with-body \
"https://brew.new/api/v1/automations/triggers/${BREW_ORDER_TRIGGER_ID}/fire" \
-H "Authorization: Bearer ${BREW_API_KEY}" \
-H "Content-Type: application/json" \
-H "Idempotency-Key: order-1234-shipped" \
-d '{"payload":{"email":"ada@example.com","order_id":"1234","ship_date":"Tuesday"}}'実際のトリガーIDと、再試行しても変わらない、そのイベント固有の冪等性キーを使いましょう。メールでは、{{ trigger.order_id }} のような構文で、宣言したペイロードのフィールドを読み取れます。差し込みタグのドキュメントを確認し、値が欠けている場合もテストしてください。
実行結果と、受信したメールを確認しましょう。再試行時の動作をテストし、マーケティングメールの配信停止が、送信の用途に応じて扱われていることを確かめます。配信除外をはじめとするほかの保護の仕組みも、引き続き重要です。トランザクションに設定したからといって、すべてのアドレスに届くことが約束されるわけではありません。
公開と状態の確認については、オートメーションのガイドで説明しています。アシスタントがテンプレートを作成する場合も、同じ送信前の確認が当てはまります。
