SaaSのメールデザインとオートメーションに使える Loops の代替ツールを比較します。Brew、Sequenzy、Customer.io、Resend、Userlist の最新の機能と制限を紹介します。

この比較は Brew が公開しているものです。2026年9月28日に、リンク先の各社の製品ドキュメントを確認しました。これはドキュメントに基づく比較であり、すべてのプラットフォームを実際に試したと主張するものではありません。最新のプランの上限は、各ベンダーの料金ページで確認してください。
あなたのチームは、製品のニュースレターも領収書も Loops から送っていて、どちらも問題なく動いています。ところが、デザイナーが新しいブランドを共有すると、誰かがすべてのテンプレートを手作業でそれに合わせて作り直さなければなりません。また別の週には、すでにアップグレードした顧客に、トライアル終了のリマインダーが届いてしまいます。
Loops は、マーケティングメールとトランザクションメールを1つのアカウントで扱い、有料プランにはトランザクションメールの送信が含まれています。MCPサーバーと、20種類以上のイベントに対応した Stripe 連携もあります。必要なことがまかなえているなら、乗り換える必要はありません。
このガイドは、ほかのツールを検討する5つの理由に沿って構成しています。メールをデザインするAI、請求の状態に連動する停止ルール、メール以外のチャネル、すでに使っている配信ツール、そして個々のユーザーではなくアカウント単位でのメッセージ配信です。
2026年9月28日に Loops のページを確認しました。無料プランで使えるのは、最新のコンタクト1,000件までと、直近30日間で4,000通までの送信です。この送信数は、マーケティングメールとトランザクションメールの合計です。有料プランは購読中のコンタクト数で課金され、送信数は無制限です。Loops の請求に関するドキュメントによると、トランザクションメールの受信者は、マーケティングメールも送っていない限り、コンタクトとして数えられません。
エージェント向けには、MCPサーバー、CLI、エージェントスキルを用意しています。Supabase Auth のメールを、認証フックまたはSMTP経由で送信することもできます。代替ツールを選ぶなら、このうち自社で使っている部分をカバーできる必要があります。
| ツール | Loops ではなく選ぶ主な理由 | 手放すもの | 導入時の料金 |
|---|---|---|---|
| Brew | AIが生成するブランドらしいメールとフロー、Figma からのインポート、対応するメール配信プラットフォームへのエクスポート | メーリングリストごとの配信設定。Supabase Auth のメール | 無料プラン。Growth は月額$99 |
| Sequenzy | AIが書くシーケンス、Stripe のデータから生成されるライフサイクルイベント、シーケンスごとに1つの停止条件 | Loops のコンタクト数ベースの料金体系 | 月2,500通まで無料。それ以降は送信数に応じて課金 |
| Customer.io | 柔軟なデータモデルで扱える、メール、SMS、プッシュ通知、アプリ内メッセージ | シンプルさ。設定の手間が増える | プロフィール数で課金。新規顧客向けのスタートアップ向けプログラムあり |
| Resend | テンプレート、ビジュアル編集、トランザクションメールの送信、Automations | ブランドに合わせたデザインのワークフローが異なる | マーケティングはコンタクト1,000件まで無料。Pro Marketing は月額$40から |
| Userlist | B2B SaaS向けの、企業(アカウント)単位のメッセージ配信とアプリ内メッセージ | AIによるデザイン | 14日間のトライアル。ユーザー数で課金 |
Brew は、ブランドを email-design.md というドキュメントにまとめ、プロンプトからメールやオートメーション全体を生成します。フローギャラリーで公開されている、登録後やニュースレターのシーケンスをリミックスして、ペース配分はそのままに、すべてのメールをあなたのブランドに合わせて書き直すこともできます。メールはキャンバス上で開き、手作業でもプロンプトでも編集できます。既存のデザインは、HTML、MJML、React Email、Figma のフレームからインポートできます。
Loops と同じく、Brew もマーケティングメールとトランザクションメールを1つのアカウントで扱います。トランザクションメールは、用途を「トランザクション」に設定したドメインから送信します。Stripe(22種類のイベント)、Supabase、Clerk、Shopify などと連携し、エージェント向けにMCPサーバー、CLI、REST APIを提供しています。
機能ごとの比較は、Brew vs Loops をご覧ください。Brew の Loops 移行ガイドには、手放すことになる機能が挙げられています。Brew では購読状態がコンタクトごとに1つで、メーリングリストのカテゴリーも、購読者向けの配信設定ページもありません。読者が製品のニュースレターと変更履歴のリストのどちらを受け取るかを選んでいるなら、Brew ではそれらのリストを、プロパティとオーディエンスのフィルターとして作り直すことになります。また、Brew は Supabase Auth のメールを送信しません。
Sequenzy は、自社サイトのコンテンツをもとにシーケンスを作成し、Stripe、Paddle、Supabase、Clerk、PostHog、Shopify と連携します。Stripe 連携は、請求のアクティビティを saas.trial_will_end や saas.payment_failed のようなイベントに変換し、各コンタクトにMRRとLTVを追加します。各シーケンスには停止条件が1つあり、ステップの前に毎回チェックされます。
料金は送信メール数で決まり、コンタクト数は無制限なので、無料ユーザーのリストが大きい製品に向いています。ライフサイクルのロジックを、自分で組み上げることなく売上と結び付けたいSaaSチームに適しています。
Customer.io は、メールに加えて、SMS、プッシュ通知、アプリ内メッセージなどのチャネルに対応し、オブジェクトの機能と、Data Pipelines という製品も備えています。MCPサーバーは、読み取り、書き込み、削除のツールを分けており、デフォルトでは読み取り専用です。
ライフサイクルメッセージにメール以外のチャネルも必要で、データを管理する担当者がいるチームに向いています。小規模なチームにとっては、Loops より設定の手間がかかります。資金調達額が1,000万ドル未満の新規顧客は、最長12か月間無料になるスタートアップ向けプログラムに申し込めます。
Brew との比較:Brew vs Customer.io
Resend は、トランザクションメール向けのAPIとして始まりました。その後、マーケティング用のブロードキャストを追加し、2026年4月には、待機時間、イベントを待つステップ、分岐、AIビルダーを備えた Automations をリリースしています。React Email と、編集可能なテンプレートにも対応しています。料金は2つに分かれています。トランザクションには月3,000通の無料枠があり、マーケティングはコンタクト1,000件まで無料で、それを超えると、コンタクト5,000〜150,000件で月額$40〜$650です。
すでに Resend を配信に使っているチームに向いています。別のツールを追加する前に、Resend のビジュアル編集とエージェントのワークフローを、自社のデザイン要件と照らし合わせてみてください。
Brew との比較:Brew vs Resend
Userlist は、顧客が複数のユーザーを抱える企業である、B2B SaaS向けに作られています。企業単位のオートメーション、行動ベースのキャンペーン、トランザクションメール、アプリ内メッセージに対応しています。14日間のトライアルがあり、料金はユーザー数に応じて増えます。たとえば Basic プランでは、1,000ユーザーを追加するごとに月額$10です。
「このユーザーがアクティベーションした」ことよりも、「アカウントがアクティベーションした」ことのほうが重要な製品に向いています。
どのプラットフォームを選ぶにしても、段階的に移行しましょう。Brew の移行ガイドでは、次の順番を勧めています。
loops.sendEvent() が POST /v1/automations/triggers/{triggerEventId}/fire になります。移行期間中は、特定のコンタクトに本番のメールを送るプラットフォームが、常に1つだけになるようにしましょう。
