Brew、ActiveCampaign、Loops、Customer.io、HubSpot を、ブランドらしいキャンペーンの作成、プロダクトイベントによるオートメーション、CRM との相性という SaaS のメール運用の観点で比較します。

この比較記事は Brew が公開しています。リンク先の製品ドキュメントを2026年10月16日に確認しました。ドキュメントをもとにした比較であり、すべてのプラットフォームを実際に試したわけではありません。最新のプラン上限は、各社の料金ページでご確認ください。
チームが1か月かけて作った機能をこれから発表するのに、ローンチメールはまだドキュメントの中に眠ったままです。コピーはほぼ固まっていますが、スクリーンショットは差し替えが必要で、テンプレートを直せる唯一の人はリリース対応で手一杯です。
小規模な SaaS チームに必要なのは、送信ボタンを押す前の作業から助けてくれるメールプラットフォームです。変更のたびにデザイナーを借りなくてもキャンペーンを作れること。そして、ユーザーがプロダクト内で行った操作に反応するオンボーディングメールを送れること。この両方が求められます。
この2つのニーズを両方満たすチームに、まずおすすめしたいのが Brew です。Brew のエージェントは、ウェブサイトからブランドを学習し、完成形のメールをデザインし、送信し、オートメーションまで運用します。アプリからでも、Claude や Cursor、自社のコードからでも使えます。ほかのチャネルが必要な場合や、営業向け CRM との緊密な連携を重視する場合は、ActiveCampaign、Loops、Customer.io、HubSpot が候補になります。
| 順位 | ツール | おすすめしたいチーム | 初期料金 |
|---|---|---|---|
| 1 | Brew | 完成度の高い、ブランドらしいキャンペーンとライフサイクルメールが必要な小規模チーム | 無料プランあり。Growth は月額$99 |
| 2 | ActiveCampaign | サイトトラッキングとイベントトラッキングを軸にマーケティングオートメーションを組むチーム | イベントトリガーは Plus 以上 |
| 3 | Loops | メールを自分たちで書き、SaaS 向けのメールツールを1つにまとめたいチーム | コンタクト1,000件まで無料。有料はコンタクト数に応じた課金 |
| 4 | Customer.io | メールをプッシュ通知、SMS、アプリ内メッセージと連携させたいチーム | プロファイル数に応じた課金 |
| 5 | HubSpot | マーケティングと営業を1つの CRM で回すスタートアップ | HubSpot のハブとシート数に応じた課金 |
Brew は完全にエージェント型です。URL を貼り付けるだけで、Brew がサイトからメールのデザインシステムを構築します。対象はカラー、書体、ロゴ、ボイスです。あとはメールの内容を伝えれば、エージェントがブランドに沿ってデザインし、お使いのドメインから送信し、その後に続くオートメーションまで組み立てます。同じ操作は MCP、REST API、型付きの SDK、CLI からも使えるので、開発者がプロダクトイベントを接続しているあいだに、別のメンバーがキャンペーンを書くこともできます。
サインアップ、サブスクリプション、独自のイベントがライフサイクルメールのきっかけになります。Brew は Stripe、Clerk、Supabase、Slack と連携し、バックエンドから任意のカスタムイベントを発火することもできます。
Bridge は Customer.io から Brew に移行し、翌日にはオンボーディングのフローを公開しました。新しいトライアルユーザーには、創業者がプロンプトから作った5通のシーケンスが届きます。詳しくは Bridge の事例をご覧ください。Loops と Customer.io から移行した LiveFlow は、何時間もかかっていたメール作成が数分で済むようになったと話しています(LiveFlow の事例)。
Brew には無料プランがあります。Growth は月額$99で、50,000通の送信と10,000の AI クレジットが含まれます。クレジットと送信数の月間上限は別々なので、両方を見積もってください。料金をご覧ください。
まずは、ずっと後回しになっている機能発表メールから始めましょう。下書きを依頼し、チームがいつも入れる修正を伝えて、カラー、書体、トーンがプロダクトのイメージと合っているかを確認してください。
ActiveCampaign は、マーケティングオートメーションにサイトトラッキングとイベントトラッキングを組み合わせています。アプリケーションからイベントを送信すると、「Event is recorded」トリガーでオートメーションを開始でき、その後に If/Else の分岐を置けます。イベントトリガーも If/Else も、利用できるのは Plus、Pro、Enterprise プランで、Starter では使えません。
メールは ActiveCampaign のエディターで作成します。トライアル中は、テスト用アカウントをトライアルから有料プランまで進めてみて、送信待ちのメールがどうなるかを確認してください。
メールと並べて CRM の商談パイプラインも使いたく、各メールを作る担当者がいる場合は、こちらを選びましょう。
比較はこちら:Brew と ActiveCampaign の比較。
Loops は、ソフトウェア企業向けにマーケティングメールとトランザクションメールを1か所にまとめます。有料プランは購読コンタクト数に応じた課金で、トランザクションメールの送信も含まれます。コーディングエージェントは、MCP サーバー、CLI、スキルを通じてセットアップできます。
Loops にはテーマとコンポーネントを備えたエディターがあり、各メールの文章もレイアウトも自分で作ります。すでに Loops を使っているなら、乗り換える前に、作業が遅くなっている原因を書き出してみましょう。デザイン変更が遅いことと、プロダクトデータが足りないことは別の問題です。
読者が設定センターで複数のメーリングリストから選ぶ場合や、Supabase Auth のメールも同じツールから送りたい場合は、こちらを選びましょう。
比較はこちら:Brew と Loops の比較。
Customer.io は、メール、プッシュ通知、SMS、アプリ内メッセージを配信でき、ワークフロービルダーには分岐と待機ステップがあります。アプリ内ですでに説明を見たユーザーには、別のフォローアップメールを送ることもできます。
ただし、データモデルを設計し、イベントが流れ続けるよう保つ担当者も必要で、メールのデザインは Design Studio で行います。小規模なチームが乗り換えで手放すものについては、Customer.io の代替ツールガイドで解説しています。
オンボーディングでメールに加えてプッシュ通知、SMS、アプリ内メッセージが必要な場合は、こちらを選びましょう。
比較はこちら:Brew と Customer.io の比較。
HubSpot のメール機能は CRM と統合されているため、キャンペーンが営業チームの管理するレコードと並んで管理されます。
実際の引き継ぎを試してみましょう。たとえば、キャンペーンのあとにデモを依頼してきたトライアルユーザーのケースです。メールが HubSpot を導入する唯一の理由なら、その運用に必要なサブスクリプション全体の費用を見積もってから決めてください。
営業チームがすでに HubSpot の CRM で仕事をしている場合は、こちらを選びましょう。
比較はこちら:Brew と HubSpot の比較。
メールを担当する人に、候補の上位2つのツールで、実際のキャンペーンを1本と小さなオンボーディングフローを作ってもらいましょう。キャンペーンはフィードバックを受けて修正し、そのあとテスト用ユーザーでフローを最後まで追います。開発者やデザイナーの手が必要だった作業をすべて書き出してください。その時間は、トライアルが終わったあとも積み重なっていきます。
フローそのものについては、プロダクトイベントで作る SaaS トライアル転換シーケンスの作り方で、イベントと確認ポイントを順に解説しています。
サインアップ時のウェルカムメールです。続いて、ユーザーが最初の有用な成果にたどり着いた時点で止まる、短いオンボーディングシーケンスを用意します。そのあとに、ローンチメールと月次のアップデートが続きます。
Brew、Loops、Customer.io はいずれも両方を送れます。Brew では、領収書などのトランザクションメールはトランザクション送信用に設定したドメインから、キャンペーンはワンクリック配信停止付きのマーケティング用ドメインから送信されます。この使い分けについては、トランザクションメールで解説しています。
いいえ。Brew の Supabase 連携は、メールアドレスの確認など auth.users の変更をきっかけにオートメーションを開始します。確認メール、マジックリンク、パスワードリセットのメールは、引き続き Supabase の SMTP プロバイダーから送信されます。
