領収書もキャンペーンも1つのアカウントから送れるメール配信ツールを、2種類のメールの分け方、料金体系、対応範囲で比較します。

この比較は Brew が公開しているものです。2026年9月28日に、リンク先の各社の製品ドキュメントを確認しました。これはドキュメントに基づく比較であり、すべてのプラットフォームを実際に試したと主張するものではありません。最新のプランの上限は、各ベンダーの料金ページで確認してください。
「パスワードリセットのメールが届かない」と、顧客からサポートに連絡が入ります。担当者はトランザクションメールの配信サービスでログを確認し、続いてニュースレターのツールを検索します。するとそこには、同じ人が別のコンタクトとして登録されていて、履歴も別々に残っています。
領収書はあるベンダーで、ニュースレターは別のベンダーで送るのはよくある構成で、それでも問題なく機能します。ただしその場合、テンプレートもコンタクトのデータベースも2つずつになり、こうしたことが起きるたびに確認する場所も2か所になります。
アカウントを1つにまとめるのはかまいませんが、領収書と販促メールで送信のレピュテーションを共有すべきではありません。メールボックスプロバイダーはパスワードリセットと販促メールを別物として扱い、米国の法律も両者を区別しています。以下のプラットフォームは、どれも両方の種類のメールを1か所で扱えます。違いは、その2つをどう分けているかです。
2026年9月28日に各ベンダー自身のページを読み、次の点を比較しました。
| プラットフォーム | 配信ストリームの分け方 | マーケティングオートメーション | 料金体系 |
|---|---|---|---|
| Brew | 送信ドメインごとに用途(マーケティングまたはトランザクション)を設定 | あり | プランごとのクレジットと送信数。無料プラン、Growth 月額$99、Pro 月額$249 |
| Loops | 1つのアカウント内で、トランザクションAPIとキャンペーンを分けて提供 | あり(ワークフロー) | 購読中のコンタクト数。トランザクションメールは料金に含まれる |
| Brevo | マーケティングキャンペーンとは別に、トランザクション用のAPI/SMTP | あり | 無料プランは1日300通。有料プランは送信量に応じて決まる |
| Resend | トランザクションとマーケティングで別々のプラン | あり(Automations、2026年4月から) | トランザクションは送信数、マーケティングはコンタクト数で課金 |
| Postmark | Message Streams:トランザクションとブロードキャストで別々のインフラ | なし | 送信数で課金。Basic はメール10,000通で月額$15から |
| Customer.io | キャンペーンやブロードキャストと並ぶトランザクションAPI | あり | プロフィール数とメール数で課金 |
| Sequenzy | キャンペーンやシーケンスと並ぶREST APIとSMTPリレー | あり | メール1通ごとに課金。コンタクト数は無制限 |
Brew では、トランザクションメールはトリガーを持つオートメーションです。Brew がそのメールをどう扱うかは、送信ドメインの用途で決まります。用途を「トランザクション」に設定したドメインには配信停止の要件が適用されず、マーケティングメールの配信を停止したコンタクトにも届きます。用途が「マーケティング」のドメインでは、ワンクリック配信停止のヘッダーが付いたままです。この仕組みと法的な判断基準については、トランザクションメールのガイドで順を追って説明しています。
バックエンドから、イベントごとにトリガーを発火させます。
POST /v1/automations/triggers/{triggerEventId}/fire
{ "payload": { "email": "ada@example.com", "order_id": "1234" } }
同じアカウントで、Brew はキャンペーン、ニュースレター、ライフサイクルのオートメーションもデザインして送信します。どれもブランドをもとに生成されるので、領収書も新製品の告知も、別々のドメインから送られながら、同じデザインシステムから生まれます。
Brew はメール専用で、料金はプランごとのAIクレジットと送信数で決まります。Growth には月50,000通の送信が含まれます。本番の配信には、自社で所有する認証済みのドメインが必要です。
Loops は、トランザクションメール、キャンペーン、ワークフローを、SaaSチーム向けの1つのアカウントにまとめています。トランザクションメールの送信は有料プランに含まれます。トランザクションメールの受信者は、マーケティングメールも送らない限り、コンタクト数に数えられません。無料プランの月4,000通は、両方の種類を合わせた送信数です。
購読中のコンタクト数にもとづく、シンプルな1本の請求にまとめたいSaaSチームに向いています。
Brevo は、すべてのプランにトランザクション向けの機能(REST API、SMTP、Webhook)を含めています。ヘルプセンターによると、無料プランでは1日300通まで送信でき、稼働中のオートメーションに入れるユニークコンタクトは2,000件までです。Brevo はSMS、WhatsApp、CRMも備えています。
マーケティング、トランザクション、その他のチャネルを1社にまとめ、低価格から始めたいチームに向いています。
Resend は、2つを別々のプランにしています。トランザクションは月3,000通(1日100通)まで無料で、その先は Pro がメール50,000通で月額$20からです。マーケティングはコンタクト1,000件まで無料で、その先はコンタクト5,000〜150,000件で月額$40〜$650です。送信メール数に上限はありません。キャンペーンには Broadcasts を、トリガーで始まるシーケンスには Automations を使います。
React Email でテンプレートを書き、両方の配信ストリームを1つのAPIで扱いたい開発者チームに向いています。
Postmark は、トランザクションメールとブロードキャストのメールを Message Streams に分けています。同社はこれを、並行して動きながらも完全に分離された送信インフラだと説明しています。Basic はメール10,000通で月額$15からです。マーケティングオートメーションやシーケンスの機能はないため、ウェルカムシリーズには別のツールか自社のコードが必要です。
トランザクションメールの配信を何より重視し、ブロードキャストはときどき送る程度のチームに向いています。
Customer.io は、キャンペーンやブロードキャストと並んで、APIからトランザクションメッセージを送信します。MCPのドキュメントでは、エージェントが管理できるリソースの1つとして、トランザクションメッセージが挙げられています。SMS、プッシュ通知、アプリ内メッセージにも対応しています。製品データのモデルを持ち、複数のチャネルを使うチームに向いています。
Sequenzy は、REST APIまたはSMTPリレーでトランザクションメールを送信し、同じアカウントでキャンペーンとシーケンスを運用します。Supabase Auth のメールの中継にも対応しています。料金はメール1通ごとに決まり、コンタクト数は無制限です。月2,500通までは無料で送れます。
mail.example.com、領収書には notify.example.com のように、送信ドメインやサブドメインを分けます。はい。パスワードリセットや領収書のように、メッセージがトランザクションメールであれば送れます。Brew で、トランザクション用途のドメインが配信停止済みのコンタクトにも届くのは、このためです。内容が混在する場合は、トランザクションメールのガイドで説明している「主な目的」による判断基準を当てはめてください。短い販促のフッターがあるだけで、分類が自動的に決まるわけではありません。
リスクは、送信元の設定を共有することから生まれます。送信元の設定を分け、自社の送信量で、プラットフォームがIPの分離に対応しているかを確認しましょう。新しいサブドメインを作るだけでは、独立したレピュテーションは保証されません。
コンタクト数ベースの料金は、頻繁にメールを送る小さなリストに有利で、送信数ベースの料金は、メールをあまり送らない大きなリストに有利です。登録者の大半がトランザクションメールしか受け取らない場合は、ベンダーがその人たちをコンタクト数に数えるかどうかを確認してください(Loops は、マーケティングメールも受け取る人でない限り数えません)。各社の料金ページで、両方を試算してください。
たいていは必要です。バックエンドからイベントを送信する必要があるからです。Brew、Loops、Resend、Sequenzy は、いずれもイベントごとのAPI呼び出しをドキュメントで説明しています。Brew では、Stripe や Shopify などの連携サービスから、コードを書かずにオートメーションを開始することもできます。
ドメインの分け方を実際に確かめるには、マーケティング用のドメインとは別に、Brew でトランザクション用途のドメインを追加し、公開したオートメーションからテスト用の領収書を送ってみましょう。
